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【賠償責任補償】留学保険と海外旅行保険の違い

賠償責任補償の違い

賠償責任とは?

海外旅行保険の中には、賠償責任補償という補償項目があります。

普段私たちが生活する中で、ちょっとした不注意によって他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりすることがありますよね。

例えば、

  • 自転車を運転していて人にぶつかってしまった
  • お店で買い物中に陳列棚にあった商品を落として壊してしまった

などと例を挙げればきりがありませんが、そういった場合に「賠償してください」と言われるケースも実際にあるかと思います。

旅行・留学中に偶然な事故によって他人にケガをさせたり、他人の物を壊したり、紛失したことにより損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合に、補償されるのが賠償責任補償です。

ただし、一般的な海外旅行保険と留学・ワーホリ向けのプランでは補償内容が異なる部分がありますので、違いをみていきましょう。

このホームページは、各保険の概要についてご紹介しており、特定の保険会社名や商品名のない記載は一般的な保険商品に関する説明です。取扱商品、各保険の名称や補償内容は引受保険会社によって異なりますので、ご契約(団体契約の場合はご加入)にあたっては、必ず重要事項説明書や各保険のパンフレット(リーフレット)等をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。

海外旅行保険に付帯している賠償責任補償

どんな場合に保険金が支払われる?

前述の通り、保険期間中に偶然な事故によって、他人をケガをさせたり、他人の物を壊したり、紛失したことにより損害を与え、法律上の損害賠償を負った場合に補償されます。

保険金をお支払いできないケース(※一例です)

  • 故意(わざと)によって生じた損害
  • 仕事・アルバイト業務の遂行に起因する損害賠償
  • 自動車事故(自動車保険で補償の対象)
  • 被保険者が所有・使用または管理する財物の損壊もしくは紛失に対する損害賠償責任。 ただし以下の損害に対しては保険金をお支払いします。
  • 宿泊施設の客室に与えた損害
  • 居住施設内の部屋(部屋内の動産を含む)に与えた損害(建物またはマンションの戸室全体を賃借している場合を除く
  • 賃貸業者から保険契約者もしくは被保険者が直接借り入れた旅行用品または生活用品に与えた損害

上記にあるように、被保険者が所有・使用または管理する財物の損壊もしくは紛失に対する損害賠償責任は補償されません。

<被保険者が所有>
自分のPCを自分が落として壊しても、自分の物への賠償責任は発生しません。

<被保険者が使用・管理>
友達から借りたPCを使用中に落として壊しても、補償されません。

自分の物や、賃貸業者以外から借りた物の賠償は補償の対象外ということです。

また、「居住施設内の部屋(部屋内の動産を含む)に与えた損害(建物またはマンションの戸室全体を賃借している場合を除く)」の部分で、マンションの戸室全体を借りている場合は補償の対象外となっていますので、アパート等にお住まいで、アパート内の物を壊してしまったり、火事を起こしても補償の対象外となります。

留学・ワーホリ向けプランに付帯している留学生賠償責任補償

どんな場合に保険金が支払われる?

上記の一般的な海外旅行保険同様、保険期間中に偶然な事故によって、他人にケガをさせたり、他人の物を壊したり、紛失したことにより損害を与え、法律上の損害賠償を負った場合に補償されます。

加えて、住宅(留学または旅行のための宿泊施設もしくは居住施設をいいます。)の所有または使用・管理に起因する事故も補償するというのが留学・ワーホリ向けのプランの補償です。

宿泊中のホテルに損害を与えたり、火災、爆発、漏水によって賃貸しているアパート等を損壊して、法律上の損害賠償責任を負った場合にも補償されます。

例えば..

賃貸アパートを借りて住んでいたA子さんが、夕飯の支度中に火を出してしまった。部屋の中の一部を燃やしてしまい、家主から損害賠償請求された。

保険金をお支払いできないケース(※一例です)

  • 故意(わざと)によって生じた損害
  • 仕事・アルバイト業務の遂行に起因する損害賠償
  • 自動車事故(自動車保険で補償の対象)
  • 被保険者が所有・使用または管理する財物の損壊もしくは紛失に対する損害賠償責任。 ただし以下の損害に対しては保険金をお支払いします。
  • 宿泊施設の客室、宿泊施設の客室内の動産(客室外のセイフティボックスおよび客室のキーを含みます。)に与えた損害
  • 居住施設内の部屋、部屋内の動産に与えた損害(建物・マンションの戸室全体を賃借している場合は、火災爆発破裂および漏水、放水、溢水(いっすい)による水濡れによる損害に限ります。ただし、給排水設備自体に生じた損害を除きます。)
  • 宿泊施設のうち客室以外および居住施設のうち部屋以外に与えた損害。ただし、居住施設の部屋以外の場合は、火災、爆発、破裂および漏水、放水、溢水(いっすい)による水濡れによる損害に限ります。
  • 賃貸業者より保険契約者または被保険者が直接借り入れた旅行用品、生活用動産に与えた損害

上記の、「居住施設内の部屋、部屋内の動産に与えた損害(建物・マンションの戸室全体を賃借している場合は、火災爆発破裂および漏水、放水、溢水(いっすい)による水濡れによる損害に限ります。)」 の部分ですが、アパート等を借りてお住まいの場合は、火災、爆発、破裂、および漏水、放水、溢水による水濡れによる損害は補償の対象ということです。

何かアパート内の物を壊してしまったという場合は補償の対象外です。

まとめ(比較)

事例をいくつか挙げて、表にまとめてみます。

海外旅行保険(賠償責任)留学・ワーホリ向けプラン(留学生賠償責任)
自転車を走行中に他人とぶつかり損害賠償請求された
友人から借りたパソコンを壊してしまった××
大学内にある備品を誤って壊してしまった
ホテル客室内の備品を誤って壊してしまった
アパート等の居住施設に滞在中、部屋を水浸しにしてしまった(*1)×
アパート等の居住施設に滞在中、部屋のガラスを誤って割ってしまった(*1)××

*1 建物またはマンションの戸室全体を賃借している場合に限ります。

比較表示には保険商品内容の全てが記載されているわけではありませんので、あくまで参考情報としてご利用ください。また、必ず、「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。

一般的な海外旅行保険と留学・ワーホリ向けプランの賠償責任補償では、補償の対象となる範囲が異なることがお分かりいただけたでしょうか。

賠償責任補償の保険金額(支払限度額)は1,000万円~1億円まで設定可能です。(海外保険コンシェルジュが取扱う保険会社の場合)

また、留学・ワーホリ向けプランでは、携行品(身の回り品)の損害についても補償内容が異なる部分がございます。

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