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医療事情

★2023最新|ニュージーランドワーホリ海外旅行保険と医療費

この記事を書いた人

NZ🇳🇿でワーホリ後、バックパッカーに憧れて26カ国を旅しました🌎皆さんに海外旅行保険について知ってもらうため、分かりやすくご説明いたします😀✨
(海外保険コンシェルジュ担当:吉田)

本記事では

  • ニュージランドにワーホリ予定
  • 海外旅行保険について検討中

の方に向けて、ニュージーランドの医療制度や、海外旅行保険について分かりやすくご説明いたします。

まず初めに、日本の医療制度

ニュージーランドの医療制度についてご説明する前に、日本の医療制度について復習すると、

日本は「国民皆保険制度」なので、皆さんは何かしらの公的医療保険に加入しています。(協会けんぽや組合等)

このおかげで、

  • 窓口での負担は3割
  • 医療費が高額になっても所得によって上限がある

ので、医療費が支払えないほど高額になることは、保険適用外の治療(自由診療)でない限りありません。

しかし、この国民皆保険制度は、日本において適用されるので、ニュージランドでは対象外となります。(海外療養費制度を除く)

したがって、ニュージーランドにワーホリへ行く際は海外旅行保険の加入を検討することになります。

ニュージーランドの医療制度

ニュージーランドの医療制度は日本のような「国民皆保険制度」ではありません。

医療機関を受診したい場合は、歯科や救急を除いて、まずはGPと呼ばれるかかりつけ医を受診します。GPは総合診療所のようなイメージです。

日本では症状に合わせて、しかも初めから受診する専門医を自由に選ぶことができます。

例えば、皮膚科はここのクリニックが評判がいいから〇〇皮膚科に行こうとか、眼科に行きたいときはここが近所だから〇〇病院にいこう、というふうに私たちが医療機関を選ぶことができます。

しかしニュージーランドではどのような症状でもまずはGPを受診します。さらに専門医にかかる必要がある場合は紹介状書いてくれるので、その紹介状を持って専門医を受診するという流れになります。

医療機関の受診

GP (紹介状)→ 公立病院、私立病院の専門医

公立病院と私立病院

日本でも〇〇都立病院、〇〇県立病院といったような公立病院があります。一方、民間でも大きな病院がありますよね。

同じようにニュージーランドも公立病院と私立病院があります。

ニュージーランドの公立病院は、ニュージランド国民や市民権を持つ人は無料で受診できる仕組みになっています(ワーホリの場合は全額自己負担)。しかし、無料が故に受診は順番待ちなので、すぐに診てもらえるわけではなく、予約は困難と言われています。

一方、私立病院は待ち時間も少なく、ストレスなく受診できます。

多くのニュージーランド国民は、私立病院を受診するための医療費の補償を、民間の医療保険に加入することで確保しています。

事故補償制度(ACC)について

ニュージーランド内で起きた事故によるケガの医療費に関しては、政府が補償してくれる、「事故補償制度(通称:ACC)」があります。

ニュージーランド国民でなくても対象となるので、ワーホリ中に事故に遭いケガをした場合でも対象となります。

医療費は全額ACCで対象となることもありますし、一部自己負担が生じることもあります。必要な治療の種類によって異なるようです。

ACCのHPはこちら→ https://www.acc.co.nz/im-injured/what-we-cover/

ニュージーランドの医療費

実際に、海外旅行保険でお支払いした保険金の事例です。

支払金額 内容
約541万円 項目名精神不安と尿道の炎症を訴え受診。不安神経症と診断され9日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。
約368万円 空港到着後、後方に転倒。片側へ傾き、目の焦点が合わない状態。硬膜下血腫と診断され13日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。
約1,483万円 頭痛を訴え救急車で搬送。脳内出血と診断され43日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。
約2,042万円 吐き気・下痢を訴え受診。肝膿瘍・敗血症・腎不全と診断され30日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。

先ほどご説明したACCは「ケガ」の医療費だけで、病気の場合の医療費は全額自己負担です。ニュージーランドの医療費は非常に高額です。

また、救急車の利用は最低800NZD〜です。

海外旅行保険の役割

海外旅行保険は、ワーホリ中の

  • 急なケガの医療費
  • 急な病気の医療費

を補償する保険です。

それに加えて以下のような補償をつけることもできます。

  • 持ち物が盗難された場合
  • 他人をケガさせた場合(賠償)
  • 歯科治療費用
  • 緊急一時帰国費用

具体的には以下のような補償があります。

補償項目 内容
傷害死亡 ケガが原因で死亡した場合の補償
傷害後遺障害 ケガが原因で後遺障害を負った場合の補償
治療・救援費用 ケガ・病気の医療費の補償
疾病死亡 病気が原因で死亡した場合の補償
賠償責任 他人の物を壊したり他人をケガさせた場合の補償
生活用動産 持ち物の盗難、火災等で損害を受けた場合の補償
航空機遅延 航空機が遅延した場合の補償
航空機寄託手荷物遅延 航空機に預け入れた荷物が受け取れなかった場合の補償
歯科治療費用 歯科治療を受けた場合の補償
緊急一時帰国費用 日本の親族が死亡・危篤となり日本へ一時帰国する場合の補償

このようにケガ・医療費の補償である「治療・救援費用」をメインに、死亡時の補償や持ち物の盗難等の補償があります。

このような補償の中から、

  • どの補償が必要か
  • 補償の保険金額(支払限度額)をいくらにするか

を決めていきます。

ニュージーランドワーホリの海外旅行保険(1年)

海外保険コンシェルジュで取り扱いのある保険会社のプラン例です。

補償内容 プラン例1 プラン例2
傷害死亡 500万円 500万円
傷害後遺障害 500万円 500万円
治療・救援費用 1,000万円 1,000万円
疾病死亡 500万円 500万円
賠償責任 1億円 1億円
生活用動産 40万円
保険料 182,530円 206,460円
  • プラン例1は生活用動産なし(持ち物の盗難等の補償)
  • プラン例2は生活用動産あり

このように、補償を付け足していくと、保険料がプラスされていくので、

  • 予算
  • 必要な補償

に応じて選ぶプランが変わります。

例えば、予算があまりないので、ケガや病気の医療費の補償だけ最低限付けておきたいという方、

保険料が20万円超えても良いので、全ての補償を満遍なく付けておきたいという方、

いろいろな考え方があると思いますので、ご自身に必要な補償を確保しつつ、いくらまでなら保険料を支払って良いか考えてみてください。

保険会社による保険料の違い

海外旅行保険は各損害保険会社で販売されています。

しかし、同じ補償内容でも保険会社によって保険料は異なります。

例えば2023年5月現在で、1年間の保険料は18万円〜27万円といった具合に保険会社や補償内容によって開きがあります。

海外保険コンシェルジュでは、複数の損害保険会社の海外旅行保険を取り扱っていますが、保険料、サービス体制の充実等を踏まえ、

保険の期間が6ヶ月未満のお客様へは、

  • 損保ジャパン
  • 日新火災
  • 東京海上日動
  • ジェイアイ

保険の期間が6ヶ月超のお客様へは、

  • 東京海上日動
  • ジェイアイ

の保険会社のプランを主にご提案しています。

保険会社によるサービス提供の違い

海外旅行保険では、保険会社がさまざまなサービスを提供しています。下記は一例です。

365日24時間、日本語で対応可能な窓口があることは大変心強いです。

医療相談サービス(日本語)

医療相談サービスでは、24時間365日、医師や看護師にケガや病気の対処方法を相談することができます。

キャッシュレスでの受診

各保険会社、ニュージーランドで提携している病院があります。保険会社と提携している病院での受診は、保険会社が病院に医療費を支払うことができるので、皆さんは医療費の支払いなしに受診することができます。

ご家族がニュージーランドへ駆けつけるときのサポート

万が一、皆さんがニュージーランドで3日以上入院された場合等、ご家族の方がニュージーランドへ駆けつけるために費用は「治療・救援費用」の救援費用の部分で補償の対象となります。航空券・宿泊施設等の手配を保険会社が行います。

クレジットカードの保険

クレジットカードには海外旅行保険がサービスでついているカードがあります。

クレジットカードの保険は、期間が最大90日までなので、最初の3ヶ月はクレジットカードの保険を使い、残りのワーホリ期間は海外旅行保険に加入したいというお問い合わせも多いのですが、結論から言えばそれはできません。

海外旅行保険は、自宅を出発する日から、自宅に帰る日までを期間として設定します。したがって、ワーホリの途中から保険を適用することができません。

また、クレジットカードの保険は、医療費の補償の金額がかなり低いです。

海外旅行保険では医療費の補償を2,000万円〜無制限に設定するのに対し、100万円、200万円の金額のものが多いと思います。

保険は万が一のときのために加入するのに、その万が一の際に金額が足りず、結局保険料以上の自己負担が生じたり、せっかくのワーホリが中止となってしまえば、元も子もありません。

まとめ

ニュージーランドの医療制度や、海外旅行保険について説明いたしましたが、重要なのは、

  • ニュージーランドの医療費は高額
  • 海外旅行保険は予算と必要な補償を考えながら検討

ということです。

ニュージーランドは、他のワーホリの国に比べて物価は安めですが、医療費は高額です。

首都オークランドでも大都会という雰囲気でもなく、郊外は田舎らしい景色が広がる穏やかな雰囲気の国ですが、夜に1人で歩くのは男性でも危険です。

ケガをしたときや病気になったときなど、日本にいる場合とは事情が異なりますので、万が一の際に保険会社がサポートがあるのは非常に助かると思います。

また、海外保険コンシェルジュでは、渡航前の保険のご相談からご契約、ご帰国までサポートしています。

LINE等でご相談を受け付けております。ご遠慮なくご相談くださいませ😊

ちなみにこちらは筆者がNZで歯医者に行った話です・・・歯医者も例外なく高額ですのでお気をつけください😢

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