①治療・救援費用の保険金額を決める
海外旅行保険で一番重要な補償は、「治療・救援費用」です。
海外で病気になったときや事故などでケガをしたときにかかる医療費を補償するものです。
国によって差はありますが、海外での医療費は高額になることが多いです。救急車の利用が有料の国もありますし、医療システム自体が日本と異なる国も多いです。
したがって、治療・救援費用の保険金額(支払限度額)を選択することが最初のステップです。
保険金額は、1000万・2000万・3000万・無制限と設定されていることが多く、金額が高いほど安心です。アメリカなどの医療費の高い国では、無制限を選ばれることをおすすめします。
②死亡補償は必要か?
次に、傷害死亡・疾病死亡といった死亡に関する補償の必要性について考えてみましょう。
傷害死亡は事故等によるケガが原因で亡くなってしまった場合の補償です。
疾病死亡は病気が原因で亡くなってしまった場合の補償です。
扶養家族がいる場合は考える余地がありますが、生命保険(死亡保険)に加入している場合は、併せて加入する必要性はそれほど高くないでしょう。
③賠償責任の補償
他人をケガさせてしまったり、お店のものを壊してしまい、賠償しなければならなくなったときの補償です。時に高額な賠償を求められることも考えられます。必ず加入することをおすすめします。
④携行品損害・生活用動産の補償
携行品損害の補償は、ホテルなどの宿泊施設に置いていたものが盗難や火災などで損害を受けた場合や外出中に身の周り品が盗難に遭った場合の補償です。
生活用動産の補償は、上記に加え、アパートやシェアハウスでの盗難や火災での損害も補償の対象となります。
携行品損害・生活用動産のいずれも、時価額(同等の物を新たに購入するのに必要な金額から使用による消耗(減価)分を控除して算出した金額)または修繕費のいずれか低い方を補償します。
まとめ
- 治療・救援費用の保険金額を決める
- 死亡補償は必要か?
- 賠償責任補償は必要か?
- 携行品損害・生活用動産補償は必要か?
これら補償をベースに、保険を選んでいくとわかりやすいです。
他にも、
- 歯科治療費用
- 緊急一時帰国費用
- 航空機寄託手荷物費用(航空機に預けた荷物が受け取れなかった場合の補償)
など、オプションで付けることができる補償もございます。
補償内容についてご不明な点などがございましたらお気軽にお尋ねくださいませ。