2024年最新★スペインワーホリ時の海外旅行保険｜海外旅行保険のことなら海外保険コンシェルジュ

本記事では

に向けて、スペインの医療制度と海外旅行保険について、実際にかかった医療費の事例をご紹介しながらご説明します。

スペインの医療制度

スペインは日本と同じく国民皆保険制度を採用している国です。

Sistema Nacional de salud de España（略してSNS)とよばれる公的医療保険が整備されています。

ワーホリでスペインに渡航する場合でも、社会保障番号（Seguridad Social：セグリダ・ソシアル)を取得し、健康保険証（Tarjeta sanitaria：タルヘタ・サニタリア）があれば、公的医療保険で医療機関を受診することができます。

医療機関は、

と分かれています。

公的医療保険に加入している場合は、かかりつけ医を指定する必要があります。このかかりつけ医とは、GP（General Practitioner）ともよばれ、どのような症状でもまずはこのかかりつけ医を受診します。

医療費は無料ですが、薬代は自己負担があります。

さらに専門的な検査や治療が必要と判断されると、公立病院の専門医を紹介されて受診する流れです。

救急の場合は、救急外来（URGENCIA：ウルヘンシア）があります。今すぐに治療を開始しなければならないような状態でない場合、待ち時間が非常に長いです。

GPや公立病院は無料ゆえ、とにかく待ち時間が長く、大きな町では人口の割に病院が少なく、専門医を受診するまで数ヶ月待ちになることもあるそうです。

そのため、GPを飛ばしてすぐに受診可能な民間のプライベートクリニックを受診する人も多いようです。

スペインへワーホリビザで渡航する場合、ビザ発給条件として海外旅行保険の加入は義務付けられていませんが、海外旅行保険の加入を検討する理由がいくつかございます。

まず、スペインの公的医療保険はスペイン内での医療費を補償するものです。急な病気やケガをした場合、日本で継続治療を望む方も多いですが、航空機による搬送は非常に高額です。

また、スペインでワーホリ滞在中に他国へ短期旅行へ行かれることもあると思います。海外旅行保険ではそのような時もスペイン滞在中と同じように補償の対象となります。

海外旅行保険は、スペインワーホリ中の

を補償します。

また上記に加え、

などの補償がございます。

具体的には以下のような補償があります。

補償項目	内容
傷害死亡	ケガが原因で死亡した場合の補償
傷害後遺障害	ケガが原因で後遺障害を負った場合の補償
治療・救援費用	＜治療費用＞　ケガ・病気の医療費の補償＜救援費用＞　3日以上の入院となった場合等、ご家族がスペインへ駆けつける費用の補償
疾病死亡	病気が原因で死亡した場合の補償
賠償責任	他人の物を壊したり他人をケガさせた場合の補償
生活用動産	持ち物の盗難、火災等で損害を受けた場合の補償
航空機遅延	航空機が遅延した場合の補償
航空機寄託手荷物遅延	航空機に預け入れた荷物が受け取れなかった場合の補償
歯科治療費用	歯科治療を受けた場合の補償
緊急一時帰国費用	日本の親族が死亡・危篤となり日本へ一時帰国する場合の補償

ワーホリでスペインに滞在中、他国へ旅行に出かけることもあるかと思います。旅行先でも、同じように海外旅行保険は対象となります。

海外旅行保険でお支払いした、実際にかかった医療費・賠償の事例です。

保険金支払額	内容
455万円	歩行中に段差に躓き救急車で搬送。大腿骨頚部骨折と診断され5日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。
647万円	発熱・嘔吐の症状があり受診。上気道感染による発熱・敗血症と診断され11日間入院。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。
841万円	アルハンブラ宮殿の駐車場で暴走した車に轢かれ救急車で搬送。脛骨・腓骨骨折と診断され9日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。
913万円	下肢の痛み･発熱を訴え受診。蜂窩織炎（ほうかしきえん）と診断され16日間入院。家族が駆けつける。医師･看護師が付き添い医療搬送。